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「食品衛生法の微生物規格基準」と賞味期限の定義との矛盾について

2015年04月14日

消費者庁は人・物・金といった資本力のある大企業でさえ完璧には実行できないことを消費者に伏せて、どうして賞味期限以後の可食も無責任に消費者に勧めるのだろうか?

もったいない視点も理解しますが、日本食文化で継承されてきた可食判断基準を現在の多様化した食文化に転用するのは危険です。

食中毒が起こってもそれは消費者の自己責任というには、微生物規格基準を現在の主に事業者保護目的から消費者保護に解体的改正を行うことが必須だと私は思うのですが。

大手食品加工・製造企業の製品は確かに賞味期限をかなり過ぎても食味は低下しても安全上の問題は相当程度低いでしょう。食中毒菌が生存しないよう製造管理・品質管理しますので未開封で時間経過し例え腐敗したとしてもそれを食べても「基本的には」食中毒にはならない、それが大手企業の商品設計。

「基本的には」というのは、賞味期限をあまりに過ぎてしまえば含有脂質の酸化による下痢とか、冷凍販売でない惣菜・弁当にまでガチガチの衛生管理を当てはめれば食味を相当犠牲にしなければならないとか、いろいろ難しい事情がありますので、そこは兼ね合い。

生野菜サラダについては初歩的な食品衛生を知っている人なら次亜塩で洗浄することは知っていますし、それをしないで販売することは不衛生行為ですから「建前上は」保健所がOKしません。具体的に条例のある京都であれば営業停止処分になるかも。飲食店で未殺菌処理の生野菜が提供されることもあるのは保健所が見て見ぬふりをしてくれる温情ゆえです。食品衛生監視員としては苦渋でしょう。

消費者庁HP内「食品表示基準に係る通知・Q&Aについて」(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150331_tuchi1-hontai.pdf)の賞味期限の定義・趣旨を改めて読んでの感想。


 
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