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七十七銀行女川支店の悲劇は銀行という特異性も争点ではないかと私は思います。

2013年06月12日
東日本大震災発災直後、私は品質保証コンサルをさせて頂いていた名取市閖上の蒲鉾製造販売会社に到着しました。従業員の皆さんは工場の外で待機していましたが、自動車のラジオをつけ流れてくるNHK情報から津波警報(?)の第一報(3mだったような)を聴き(受動的に聞いたのではなく勿論能動的に逐次情報収集するため聴き漏らさぬよう聴いていました)、従業員の方々を避難させることになりました。

その時、従業員の方々も避難するのが妥当・当然そうするべきと思ったでしょうが、それを経営者に即言える立場にはないだろうと勝手に私は忖度しましたので、経営者の方に「従業員を避難させましょう。(警報解除後)戻って来るか、来れるかはその時の状況次第(戻って来ない・来れない場合もその従業員を責めない・咎めない)。よろしいですね。」そんなことを進言し、解散となったと記憶しています。

私は単なる食品品質保証コンサルタントですので、労働衛生・労働基準に対して直接助言することはありませんし、職掌外です。しかし、あの状況では社員でない第三者の私が言うのが適切と思いましたので経営者に「即避難させましょう」と申し上げました。幸い経営者も即断しましたが、もし迷うようであれば「避難警報が出たのに従業員を避難させなかったならば、後日労働基準監督署から厳しい咎め・指導を受けるんじゃないですか?」と言おうと思ったような気がします、うろ覚えですが。

銀行の建屋の堅牢性・振込を扱う業務の特異性からもし津波が来ず本日中に復旧できるかもしれないと思って従業員を屋上に避難させたとしたなら、企業の特殊性・特異性に沿った他業種企業とは全く異なるマニュアル作成・訓練を行わせる責任が七十七銀行にはあったのではないか?とも思います。

無頼な私ですが、その蒲鉾製造販売会社の工場内・事務所内は地震で滅茶苦茶な状態で従業員全員で復旧にあたっても翌日中に生産再開できるとは思いませんでした。しかし、従業員全員で必死に復旧にあたればそれだけ早く生産再開できるだろうとは思いました。

「避難させず、その場にその建屋に残ってもらった方が復旧は早い」そういう考えも頭をチラッとは過ぎったでしょうが(経営者ならある意味当然)、事の軽重からその経営者は即断・即答しました。

混乱した状態で何が大事か・何を優先するか、考えること・判断することが多いだけに出来るだけ想定して考えずに粛々と行動できることを出来るだけマニュアルに落とし込みイザその時にマニュアルをひも解かなくても皆が阿吽で行動できることをより多くしたいものと思います。

ニュースで見る限りでは理解できないのは、なぜ七十七銀行と遺族による裁判になってしまったのか、七十七銀行と対峙する役割を宮城労働局が職務放棄したからではないか、労働基準監督署が職務を遂行したなら、遺族の方々が身を裂かれるような二次被害・二重の苦しみに苛まれることだけは回避できたのではないかという感想を持ちます。

非当事者ゆえの無責任・無神経な物言いで申し訳ございません。

 
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