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微生物検査担当者の気の毒な実情

2007年06月19日
中小食品製造事業者でも社内で微生物検査・細菌検査をしている場合もあります。日常的に自社検査を行うことに優る食品衛生管理はありませんので、その企業姿勢は立派です。

中小食品製造業の自社検査で問題となっているのは、「検査担当者が長く勤めてくれない」という事です。その原因の一つは「検査結果の信頼性に社内から疑問が声が上がる」という事です。これはどうも避けがたい事のようです。

中小企業の場合、社内に微生物学に精通した人材がいないのが普通です。検査担当者には普通パートを充てます。外部講習を受けさせ日常の検査を行わせます。ここまではよいのですが、微生物とは複雑な挙動をします。

例えば、「一般生菌数が少ないのに、大腸菌群が陽性」「加熱殺菌記録に異常がないのに菌がでた」等。

こういう場合、社内から「検査方法を間違ったのでは?」と検査員のミスを疑われます。検査ミスの場合もあるかもしれませんが、このような一般の方の常識では理解し難い現象でも検査ミスでない場合もあります。

検査員自身に非はありませんが、説明できないため結局「やり方が悪い」という評価を受け、肩身の狭い思いをする。やがては辞める、という例が多い。このような状況が繰り返されると、事業者側も検査自体を辞めてします場合があります。もったいない事です。

検査結果で製品の一般生菌数が多い・大腸菌群が陽性、という結果が出てもその結果を原料管理・工程改善に活用できないのも中小企業共通の問題です。パートの方に食品衛生上の専門的知識を求める方が酷です。

中小企業で食品衛生管理に苦慮する原因には、中々一筋縄ではいかない問題が絡んでいます。各地に細菌検査結果の読み方指導、検査員への相談や指導サポートをしてくれる民間検査機関があります。無理せずそういう機関を併用することをお勧めします。

 
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