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某中国製土鍋の回収。買うなら大手量販店から?

2007年05月26日

今回の事例は食品衛生法には抵触しないそうですが、量販店側がイメージ ダウンを懸念したため?の自主的回収だそうです。確かに「鉛」はイメージが悪いです。

食品衛生法上問題なくとも回収する、本来的「自主回収」。回収を決した量販店側の危機管理は妥当だと思います。法律よりも厳しい対応、消費者サイドからの非難を回避することが出来ました。

私が妥当と評価した主因は「今後のリスクを軽減した」ことにあります。

「あの○○○は法的に問題なくとも消費者の立場に立って考え、自主回収した」という「善」行為が、今後食品衛生法違反商品の取扱いが発生した場合でも、消費者・マスコミが攻め立て難くなるからです。日本的心情です。

アメリカなら前例に学んでいないと逆に非難されるでしょうが、日本の場合は激越に攻め立てられることはないでしょう。

今回のように急性の健康危害が発生しない事例と異なり、危害が発生した場合、製造物責任法(PL法)に基づき賠償義務が発生した場合、零細製造企業では資金的に耐えられないでしょう。製造者が消費者に対して責を果たせない場合、流通・販売に関与した企業が代わって賠償してくれます。

賠償・イメージダウン。大手はそれらのリスク回避も視野に入れて商取引をするものですし、そうあるべきです。消費者としては製造・流通・販売の何れかに大手企業(ネームバリューのある企業)が関与している商品を選択するというのも自己防衛の一つです。

危害を被りながら賠償されないのでは「泣きっ面に蜂」ですから。


 
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